葬儀
葬儀の意味としてわかりやすいのは
「葬送儀礼」という言葉の略であるという説明でしょう。
これは葬儀とは、人が亡くなる時から法要までの
「慣習や儀式全体」をさすという考え方です。
そういった「一連の」お別れのための儀式という意味の他に、
狭い意味では「葬儀式」、「告別式」または両方をさして
葬儀と言ったりもします。
葬儀と告別式は同じ日の一つの流れの中で行うことが多くなり、
二つの言葉の区別は漠然としたものになってきているようです。
また、葬式、お葬式という言葉は葬儀と同じ意味に使われますが、
この言い方は、葬儀という言葉の日常表現と説明されています。
葬儀の流れ
葬儀の手順は厳密に「かくあるべし」ということはありません。
故人を悼む厳粛な気持ちが現れていることが一番大切なことといえます。
しかし、一般的な葬儀の流れを知識として頭に入れておけば、
身近に不幸があったとき、あるいは不幸が予期されるとき、心強いものです。
喪主側の立場にいる方々はそういった知識を基にして、
自分たちならどのような見送り方をしたいか考えたり、
話し合ったりすれば良いのです。
親族、参列者もある程度の心構えがあれば、
不安になったり礼を失してしまうことを避けることが出来ます。
ですからこのサイトではとりあえず、おおまかな葬儀の流れをとりあげます。
主に仏式の場合の、遺族側から見た一般的な例をご紹介しています。
例では葬儀(告別式)のあと出棺、火葬を想定していますが、
通夜の翌日の午前中に火葬、午後1時ごろから葬儀ということもよくあります。
地域によっては通夜の前に火葬を済ませるところもあります。
ほかにも細かい点でも、順序がことなる場合もありますが、
行なう内容そのものはそれほど変わらないと思われます。
ただし、行事の意味から考えて、通夜の前に葬儀ということはありえません。
また、法律上から臨終後24時間以内に火葬はおこないません。
散骨
散骨は近年静かなブームとなっています。
散骨とは、遺骨を細かく砕いて粉末化したものを、海や山などにまいて「自然に帰す」送葬の方法です。
散骨の費用は、遺骨を粉末化(粉砕)するための費用と、粉末化した遺骨を撒くための費用とに大まかに分類されます。
遺骨の粉末化は専門の業者があり、費用は1万5,000円程度からとなります。
手続きもきわめて簡単なことが多く、たいてい「ゆうパック」(郵便小包み)などで、遺骨を業者に送れば1週間程度で粉末化した遺骨を受け取ることができます。
粉砕された遺骨はパウダー状のため、そのまま海などで散骨すると、風で舞い上がったり、遺族が粉をかぶったりすることもあるそうです。
遺骨の粉をかぶったり、もしかして吸い込んだりのことを考えるとあまり気持ちの良いものではありませんが、海への散骨用に粉末の遺骨を水溶性の袋に入れてくれるサービスもあります。追加料金はないようです。
遺骨の粉末化は散骨のためだけでなく、複数の遺族が分骨する際にも利用できます。
最近はかなり知られてきたことではありますが、節度を持った散骨は違法ではないと判断されています。