葬儀〜葬儀の手順とマナー
葬儀〜葬儀の手順とマナー


葬儀手順 火葬


お清め(清め)は、遺族や親族が火葬場から戻ったとき、
家に入る前に玄関先で身を清めるしきたりです。

本来、塩と水(※手洗いの清め)で清めを行っていましたが、
最近は簡略化され、塩のみで行うことが多いようです。

留守の世話役の人が肩や胸などに塩をかける、
遺族、親族同士でかけあうなどをします。

お清めは人にやってもらうもので、自分では行わないとされていますが、
地方によっては自分で塩を振り掛けてお清めを行うようです。

玄関先に塩を盛り、それを踏んで清める所もあります。


※手洗いの清め

喪家に残った世話役が、
火葬場から戻ってきた人たちの一人一人の手に水をかけます。

玄関には桶(おけ)と柄杓(ひしゃく)を用意しておきます。
(葬儀社で準備してくれる)

自分で柄杓を使って水を手にかけることもあります。

また、手洗いに加え、
白い湯のみ茶碗(またはガラスのコップ)が準備されていて、
それで口をゆすぐこともあります。

火葬(荼毘)を終えて行う還骨回向

火葬を終えると遺骨とともに自宅に戻り、
還骨回向(かんこつえこう)を行います。

初七日忌法要(しょなのかきほうよう)は、
実際の初七日まで日にちがあっても、
還骨回向に続けて済ませることが多くなっています。

その後、四十九日忌(場合により三十五日忌)に
菩提寺で法要、埋骨となります。

火葬場から自宅ではなく菩提寺に赴き法要をおこなうこともあります。

法要後、遺骨をお寺に預ける、
さらには埋骨まで行うという場合もあります。

火葬が終了すると遺族と随伴者によって骨揚げ(こつあげ)を行います。

係員が収骨を手伝ってくれますが、
収骨室のない施設では焼骨が炉前に引き出されたら、それを家族が拾います。
体の足の部分から、頭部に拾うようにします。

関東では焼骨を全部収容しますが、関西では一部分の収骨となります。

分骨をする場合は、葬儀社に前もって依頼しておきます。
骨揚げのときに分骨容器に収容します。

骨揚げが終了すると、係員が骨つぼを箱に納め、
覆いをして風呂敷に包んでくれますので、遺族はそれを受け取ります。

行きと違う道順を通り、自宅へ向かいます。


※骨揚げ(こつあげ)は「骨上げ」とも書きます。
また、収骨、拾骨ともいい、読み方はどちらも「しゅうこつ」です。

火葬が済むまでは控え室で待ちます。

火葬場での挨拶は火葬場まで来ていただいたことへの感謝の言葉となります。
手短な挨拶でもかまいません。
遠方よりの親族に対してはねぎらうことを忘れないようにします。

火葬を待つ間、遺族側は、会葬者を茶菓でもてなします。

酒を持参して清めとして飲む場合もあります。

しるしとして出すものですから、多量である必要はありません。
通常、湯飲み茶碗で冷酒を供します。

僧侶が同行している場合は、上座(入り口からいちばん遠い席)に案内し、
喪主が接待します。

この時に、今後の法要について僧侶と相談することもできます。

喪主以外の遺族は入り口に近い席に着きます。

火葬場には葬儀社の人が付き添いますが、
そうでない場合は霊柩車の運転手、火葬場の係員の指示に従います。

火葬場に同行するのは、遺族や親族、故人と特に親しかった友人などです。
火葬場に向かう車の中では、位牌は喪主が、遺影は遺族が持ちます。

火葬場に到着すると、棺はかまどの前、焼香台のある位置に安置されます。

読経(ない場合もある)、
焼香をして最後のお別れをします。(=納め式、納めの式)

その後、棺は火葬炉に入ります。

火葬に要する時間は1〜2時間程度。

民営の火葬場では骨つぼ、箱、覆い、風呂敷などの
収骨容器を販売しています。

公営の火葬場の場合は販売していないことが多く、
葬儀社のほうで用意してくれます。

火葬場の利用料金は公営の場合低額で、
火葬炉の等級格差もほとんどないようです。

市民は無料、市外の人のみ有料という所もかなりあります。

公営の火葬場の申し込みは戸籍担当者が
死亡届の受理とともにおこなってくれます。

民営の火葬場使用の申し込みは葬儀社がおこなってくれます。

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